「ユズとイノリ」
ユズとイノリ。
山口県で生まれ育った青年ユズ。
東京生まれの女性イノリ。
これまで育ってきた環境は異なるが、
今年、ここ山口という土地で、
気持ちも新たに生きて行こうとしている2人。
2人はお互いのことを全く知らない。
しかし、運命の糸がやがてお互いを結びつける・・・
ユズとイノリ。
山口県で生まれ育った青年ユズ。
東京生まれの女性イノリ。
これまで育ってきた環境は異なるが、
今年、ここ山口という土地で、
気持ちも新たに生きて行こうとしている2人。
2人はお互いのことを全く知らない。
しかし、運命の糸がやがてお互いを結びつける・・・
イノリは東京で生まれ育ってきた。
しかし自分は友人たちとは違い、東京という街にも人間関係にも馴染めていない、と感じていた。
世の中の東京中心の考え方にもずっと違和感を感じていた。そんな時、旅行で訪れた山口で今まで感じたことのない心地よさを感じた。そして今、イノリは決断する。
「とにかく山口で暮らし、この土地で仕事を始めてみよう」と・・・
東京で就職活動をしていたある日、大企業に勤めている大学陸上部の先輩を訪ねた。
そこで言われた一言で、ユズの中で何かが変わった。
そして今、ユズは決断する。
「地元山口に戻り、この土地で仕事を始めてみよう」と、YMFGに入行する。
ユズの通う大学陸上部の先輩。
現在は東京の大企業に勤めている。
就職活動のため東京を訪れたユズは、そこで、先輩から人生の転機となるアドバイスを得る。
ユズが入行したYMFGの先輩銀行員。将来を期待される融資課のエース。
物事を多角的に見渡すが故に、自分の考えを口に出さないことも多いが、同課に配属されたユズを温かく見守る。