この世界で。この街で。このじぶん。山口フィナンシャルグループ

グループ人財の活躍推進

当社グループでは、全ての事業活動の基軸となる「使命・存在意義(パーパス)」を定め、社員が活き活きと活躍できる環境・機会を共に創り、一人ひとりが働きがいをもって成長することで組織文化を変容させ、グループ一体となって「地域・お客さまへの価値提供最大化」及び「新たな価値創造」に取り組んでいくことを目指しております。

グループ人財の活躍推進


具体的には、「多様な人財の活躍推進」「地域共創を体現する人財の活躍」「社員一人ひとりが正しく報われる仕組み」の3つの観点を重視した取り組みを推進しており、3つの観点を軸とした人財戦略を、経営戦略と連動させることで、人的資本経営の本質的な実践に取り組んでいます。

3つの視点

多様な人財の活躍推進

ダイバーシティ&インクルージョン

当社グループでは、常にスピード感を持って事業創造できる組織となるための、多様な人財の採用・登用を積極的かつ継続的に行い、同時に育成を進めていくことで、2031年12月までに多様性人財管理職比率を25%以上とすることを目指しております。
また、多様性確保のためには、多様性を受容する組織風土の醸成も必要であることから、無意識の思い込みや偏見の解消に繋げるアンコンシャスバイアス研修を経営層やマネジメント層中心に実施するなど、社員が高いモチベーションを持ち、多様なキャリアパスや働き方を実現するための取り組みも進めています。

多様性人財

女性活躍推進

当社では社員の40%以上が女性であり、既に多くの事業領域で活躍しておりますが、更なる活躍フィールドの拡大が必要であると考えています。そのため、女性法人外交ジョブトライアルなどの取組みに加え、2031年12月までに女性管理職比率を15%以上とするという中長期目標を設定し、女性のキャリア形成に係る施策に注力しています。
2023年12月には、当社グループ初の試みとして女性社員がキャリア形成等について考え、仲間づくりを行う場として「YMFG Women’s Day」と銘打ったイベントを開催し、約100名の女性社員が参加する大規模なイベントとなりました。同イベントには代表取締役社長CEOをはじめとする当社の役員も参加し、女性社員との意見交換も盛んに行われました。
また、2023年度は女性管理職同士のつながり強化や相互支援・相互研鑽の機会創出を目的として、女性管理職ネットワーク「なでしこ塾」を構築しております。

女性管理職
職階別女性割合

地域共創を体現する人財の活躍

パーパス実現に向けた人財育成

当社グループでは、社員が活き活きと活躍できる機会を共に創り、一人ひとりが働きがいをもって成長するための支援を行っていくことは、パーパス「地域の豊かな未来を共創する」を基軸とした事業活動に不可欠と考えています。
2023年度は、階層ごとの「あるべき姿」の実現を推進する育成と、社員一人ひとりの「ありたい姿」に合わせた自律的な学びを促進する育成を両輪で進めました。マネジメントスキルやデジタルスキルの向上に資する研修の継続的な実施に加え、業務スキルの向上に資する各種業務別研修などの実施により、2021年度比約3倍となる220百万円を人財育成へ投資しています。
また、新しい組織文化を構築するべく、他社のノウハウや知見を当社グループへ還元することを目的に、異業種企業や団体への出向制度を2016年度より実施し、2024年3月末時点における出向者は累計88名となっています。

カリキュラム・異業種出向経験者累計

社員一人ひとりが正しく報われる仕組み

多様なキャリアパスや働き方の実現

当社グループでは、中長期的な企業価値の向上と社員がそれぞれの個性を活かして輝くことのできる社内環境の整備に継続的に取り組んでいます。
具体的には、復職制度、短時間勤務制度、事業所内保育所の開設、副業制度、フレックスタイム制度の導入、テレワークの実施などを行っています。
また、男性社員の育児休業取得の推進については、社員へのヒアリング等を中心に現状や課題の分析を行い、特別休暇を新設した他、育休取得前説明会の開催や、管理職向けにガイドブック配布等の啓発活動を行った結果、2023年度の男性社員の育児休業等、育児目的休暇の取得率は108.5%となりました。100%の水準を維持することに加え、取得日数の増加に向けた検討および推進活動を継続していきます。

制度休暇

人権の尊重

当社グループは、お客さま・地域社会・役職員等すべてのステークホルダーの人権を尊重した取り組みを推進するため、2023年6月に人権方針を制定しており、2023年度は、制定した人権方針について社員に向けた周知活動を実施した他、外部委託先等への周知活動も開始しました。
また、内部通報制度の利用促進に向け、2023年10月より社外通報窓口に女性の弁護士を1名追加しました。

社員エンゲージメント

社員意識調査による社員エンゲージメントの測定

当社グループの持続可能性及び社会の持続可能性向上において、人的資本は重要な構成要素の一つと位置付けており、社員の意識や組織文化の状態を把握することを目的に社員意識調査を実施しております。
同調査では、「今のYMFGの組織風土をどのように感じているのか、今の仕事や職場環境をどのように感じているのか」について調査・分析し、当社グループの目指す姿と現状のギャップを把握することで、引き続き問題点や課題点の特定に努めていきます。


〈2023年度の社員意識調査結果〉 ※グループ全体で約4,300名の社員が回答

社員意識調査
会社カテゴリ

「対話」や「傾聴」を起点としたエンゲージメントの直接的・間接的向上

当社グループでは、社員と経営層(代表取締役社長CEO、グループ内銀行頭取)が対話をする取り組みとして、2023年度より「YMFGタウンホールミーティング」を開催しています。
初年度となった2023年度は事業体別・地区別に20回開催され、700名を超える社員が『地域やYMFGの未来』をテーマに経営層と直接対話を行い、同イベントの中で社員から寄せられた要望やアイデアをもとに、「YMFG Women’s Day」や「YMFGグループ会社合同説明会」といった新たなイベントも企画・開催されました。
2024年度以降についても、YMFGタウンホールミーティングを通じた対話を継続的に実施していきます。

〈「YMFGタウンホールミーティング」開催実績(2023年度)〉

タウンホールミーティング