04 YAMAGUCHI

CROSS TALK

デジタル×市場

梅津 二也TSUGUNARI UMETSU

廣戸 一平IPPEI HIROTO

2024年4月から専門人財を育成する新たなキャリアパスがスタート。今回はデジタル領域と市場領域の専門人財として活躍する二人の社員にそれぞれインタビューしました。

デジタル

金融事業のデジタル化、
地銀のデジタル化を
先頭に立って推し進める。

梅津 二也TSUGUNARI UMETSU

DX戦略部
1998年入社/経済学部卒

山口銀行に入社後、3年間の支店業務を担当した後、システム部門へ。銀行のI T化を促進するプロジェクトに関わり、プロジェクトマネージャー業務も経験。フィンテック系の企業への出向や当社グループのDXコンサルティング会社を経験し、復帰後は現在のD X戦略部へ。

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地域×デジタルの
可能性は
無限に
広がっている。

YMFGにおけるデジタルの現在地からお話しすると、今、まさに新しいことに取り組んでいる真っ最中です。AIやクラウド基盤といった手段を活用し、どうYMFGの実ビジネスと組み合わせていくかを模索しています。たとえば、グループ三行の保有するデータをクラウド基盤の上に集約し、分析ツールなどを用いて活用できる環境を整えたり、法人のお客さまの潜在的な課題をデータ分析で見つけ出したり、個人のお客さまの体験価値を向上させたり。地域の金融機関×デジタルというテーマで取り組めることは無限に広がっています。

また、私たちの銀行自体が地域の中で率先してDXを進めることで、地域の中小企業のD Xの先例となることができます。高齢化や人手不足、商圏の縮小などに悩む地域の中小企業こそ、D Xの恩恵が大きいと思いますので、私たちが自分たちの改善事例をもとに提案していくことも可能だと考えています。

また、事業の多角化など、常に地銀の中でも新しいチャレンジを続けるYMFGとして、このデジタルの領域でも他の地銀の一歩先をゆく取り組みができれば、今後他の地銀のD X、デジタル化といった領域でも支援することができ、ひいては各地銀を通して中小企業に広がり、日本全国の地域のD Xに貢献できるのではと考えています。

03 KITAKYUSHU

02

デジタルと
もう一つの軸を持った
プロフェッショナル
人財に。

さらに、YMFGにおけるデジタル人財に目を向けると、こちらも大きな可能性を秘めていると思います。2024年からは専門人財向けのキャリアコースが設置され、デジタル領域もプロフェッショナルの採用と育成に力を入れることが決まりました。ただ、私自身はデジタル人財というのは決してデジタルの知識や技術に特化しているというよりは、デジタルともう一つの軸を持っているということこそが大きなインパクトを生み出せると考えています。

たとえば、地銀の法人営業などの業務で培われるビジネスという専門性。お客さまのどこに課題があるのか、その課題をどうビジネスを組み立てれば解決できるのか。そういうもう一つの軸を持った人財が、さらにデジタルの専門性を身につけることが重要です。

また、地銀で挑戦する面白さの一つに、単なる合理化や効率化とは異なる価値を生み出せるデジタル化への取り組みも挙げられます。私たちはネットバンクを目指しているのではありません。地域のお客さまとの心の距離をデジタルによってどう縮めることができるか。都心部や若い人を対象としたサービスとは異なる、地銀ならではの価値の創造も挑戦できるテーマの一つです。

地銀にとっても、地域にとっても、デジタルはまだまだやらなければならないことが山積みです。こうした環境に興味を持った皆さんはぜひ挑戦してみてください。

市場:廣戸さんに一言

YMFGの中には様々なプロフェッショナルがそろっていると思います。それぞれの専門性を有しているメンバーがチームになって挑むことができれば、YMFGを、地銀を、地域をもっと面白くすることができるはず。ぜひ、もっと一緒に取り組みましょう。

03 KITAKYUSHU
03 KITAKYUSHU

市場

グローバルマーケットと対峙しながら、
有価証券運用を地域の力に変える。

廣戸 一平IPPEI HIROTO

市場営業部
2004年入社/法学部卒

山口銀行に入社後、広島支店にて法人営業を担当。4年目に東京支店に異動し、市場営業部に配属。8年間の経験を積んだ後、もみじ銀行でも同職を経験し、総合企画部へ。その後、再び東京支店に移り、現職に至る。

01

全体を把握しながら、
幅広く市場の
見方が学べる。

市場営業部の役割は大きく2つ。YMFGの保有する有価証券の運用を行うことと、対顧客向けに短期資金市場などからの調達業務です。私は現在、東京市場部のグループ長として主に当社の有価証券のポートフォリオ管理を統括しています。地銀では国内外の債券や投資信託、リートなどを組み合わせて保有しているのですが、毎年、年度初めに大きな運用方針を立て、その方針に基づいて日々の業務を進めていきます。

たとえば、株は銀行が運用する場合、制約条件付きではありますが、自分たち自身で個別銘柄や日経平均の動向などを見つつ、売買の判断を行っていきます。また、外国債券などは各国の情勢などをもとに取引を自身で行っていくのです。地銀で運用に携わる面白さは、全体を把握しながら幅広く市場の見方を学べることではないでしょうか。確かにメガバンクはポートフォリオ自体の規模がまったく異なりますが、その分、部署は個人の業務は細分化しています。

一方、YMFGの場合、係として国内、海外といった区分けはありますが、同じ部署ですべての社員が全体を見ることができます。加えて、何のために有価証券の運用を行うかといった目的も、メガバンクとは異なります。地域経済の活性化のため、地域の方々からお預かりしている大切なお金の一部を運用する。私自身のマイパーパスにも掲げている「グローバルマーケットと対峙しながら、有価証券運用を地域の力に変える」という仕事に取り組むことができるのです。

03 KITAKYUSHU

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年齢や経験に
関係なく、
活躍できる
環境がある。

現在、YMFGとして市場部門の採用は大きく強化しているタイミングです。私自身も選択した専門人財向けキャリアコース設置の目的の一つも、市場のプロフェッショナル人財の採用および育成のためだと思っています。市場営業部の組織を見渡しても、次の世代を担う若手が増えていますし、市場と関わり成長する仕事に興味のある学生にとっては大きなチャンスではないでしょうか。また、先ほどメガバンクとの環境の違いも触れましたが、YMFGには若手が裁量を持って様々なことに挑戦できる環境が整っています。

たとえば、日々の業務における売買の議論でも、上席の意見が正しいとは限りません。この領域では年齢や経験とパフォーマンスは比例しない。高い分析能力を持ち、成長し続ける人財が求められていると思います。私も専門人財向けのキャリアコースが誕生したことで、より専門性を磨き続けることができるようになりました。グループ長というマネージャー職をしながらも、プレーヤーとしての仕事が続けられるのです。ぜひ、新しい若い力の挑戦を待っています。

デジタル:梅津さんに一言

リアルとデジタルの垣根がどんどんなくなっていき、デジタルの知識は地銀のどの領域においても欠かせないものとなっています。市場部門でも運用のAI化など、その進歩は目覚ましいものがあります。デジタルの専門知識と他分野の専門知識をどれだけ融合させることができるか。お互いにプロフェッショナル人財として、ともに頑張りましょう。

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