INTERVIEW10
MY PURPOSE
社会を変革しうる
スタートアップとの
地域連携事例を。
山口キャピタル
山口 亮太RYOTA YAMAGUCHI
山口キャピタル
2011年入社/法学部卒
01CAREER
銀行員としての基礎を築き、
東京のスタートアップ企業へ。
就職活動ではやりがいの大きさを軸に、金融業界と製薬業界を中心に見て回っていました。最終的に山口銀行への入社を決めたのは、魅力的な社員の方々と多くお会いできたことと、自分自身の苗字が山口だったからです(笑)。営業をする際、「山口銀行の山口です」と言えれば、インパクトを残せるのではと思いました。
入行後は、博多駅東支店でまず5年間の勤務。融資を担当し、銀行員の基礎を学ぶとともに、社会人としての基礎を叩き込まれました。その後、神戸支店で法人営業を経験。本部の投資部門を挟んで、2018年から人工的に流れ星を創り出すという事業に挑戦している東京のスタートアップ企業に出向しました。最初の頃は勝手が分からずしんどかったですね。しかし、外部からの出向者として発言することの重要性に気づき、その後、営業や経営企画、事業開発といった様々な業務に挑戦。2年間という約束だったのですが、最後は自ら3ヶ月間の期間延長をお願いし、自身の役割を果たそうと努めました。今、振り返っても、貴重な経験でしたね。スタートアップの厳しさも面白さも身を持って経験できたことは、現在の投資業務に存分に活かされています。
そして、再びYMFGに戻り、希望していた山口キャピタルへ。現在は地銀×スタートアップという立ち位置で、お金だけでなく、情報や人材の投資なども行い、YMFGグループおよび地域の新たな成長エンジンを育てる業務に携わっています。
02MY PURPOSE
地域の課題や
ニーズと、
スタートアップを
結びつける。
YMFGグループとしての投資先を探すため、日々の業務では様々な起業家の方々とお話しし、様々な未来の姿を共有します。通常のベンチャーキャピタルと大きく異なるのは、その投資がしっかり地域に還元されるかどうかを基準に置いている点。たとえば、船舶向けのソフトウェアの開発に取り組むスタートアップ企業の場合、山口銀行やもみじ銀行の瀬戸内海沿岸の船舶を所有するお客さまの船員の高齢化問題の解決につながりそうですし、そのネットワークをスタートアップの営業にも役立てることができると思います。こうした現場のニーズを拾うことができるのは、日頃から地域のお客さまと向き合っている地銀の法人営業の地道な活動があり、私たちも常に連携しながら動いているからです。
また、2023年の1月には山口キャピタルとしても初となる「地域企業×スタートアップ」のマッチングイベントである『Shimonoseki Add-venture Summit』を開催しました。予想をはるかに上回る来場者が訪れ、翌年6月には2回目のイベントも開催することができました。新しいテクノロジーやアイデアを持つスタートアップと地域で事業を展開する企業との商談に同席し、双方が未来についてうれしそうに語っている姿を見る時が最もやりがいを感じる瞬間。自らパーパスとして掲げている「社会を変革しうるスタートアップと地域の連携事例を一例でも多く創造する」の実現に近づいていると実感する瞬間ですね。
03ABOUT YMFG
副業でスタートアップにも勤務。
やりたいことを応援してくれる。
また、私自身も副業制度を利用してスタートアップ企業にも席を置き、事業開発担当として2年ほど経ちます。現在は資金調達を終え、次のステージに進む段階。山口キャピタルの投資家としての業務とは反対側の目線から仕事をしています。この経験は日頃の業務にも大いに役立ちますし、何より自分自身がやりたいことに挑戦できていることがモチベーションにつながっています。
今後も地域をより良くするスタートアップを成長させていきたい。自分自身もスタートアップに関わる仕事を続けていきたいと考えています。YMFGはこうした社員一人ひとりのやりたいことを応援してくれる姿勢と環境が本当に充実していると思いますし、銀行の枠を超えて挑戦できる機会が数多く整っている点も大きな魅力。働いている人が主役だと胸を張って言うことができる会社だと思います。